Lightroom 4.1 RC2 フリンジ軽減
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スライダは適用量の項目が増えていますが、特筆すべきは上のスポイト(フリンジカラーセレクター)です。
さて、下の画像は、5D3にEF50/1.4を付け、開放で撮ったものです。
これは同時記録のJPEGから、無調整で縮小しました。
縮小してしまうとまったく分からないのですが・・・・
それをDPPで、デジタルレンズオプティマイザーを100で適用(シャープネスは0にしてます)、色にじみ補正もオンにして書き出したのが次です。
デジタルレンズオプティマイザーを使うと、レンズ収差補正の「色収差」は使えなくなるので、DPPではこれ以上の修正は出来ません。
ちなみにDPPでは、レンズ補正の「色収差」を使うより、デジタルレンズオプティマイザーを使った方が結果がよいようでした。
次に、Lightroom 4.1 RC2。
まずは初期設定で開いた状態。
そこで、フリンジカラーセレクターでフリンジ部分をクリック。(この画像は動画キャプチャから切り出しましたので、色が正確ではないです。Macのスクリーンキャプチャだと、カーソルが消えちゃうので動画で撮りました。)
おおお!!\(^O^)/
ハイライトの滲みは残っていますが、紫色は消えましたよね。
今までフリンジ軽減って、二本のスライダのどっちをどれだけ動かせばよいのか直感的に分からず試行錯誤をしていましたが、このスポイトクリックはすばらしいです。
一度で消えない場合は、残った部分をまたクリックしてやると消すことが出来ます。
いくつかサンプルを。(すべてLightroomのスクリーンキャプチャです。クリックすると1920x1200の画像が開きます。)
ただ、場合によっては画像内の類似色が無彩色になることもあり、フリンジ部分だけをクリックするように注意した方が良さそうです。
Lr4の「色収差を除去」は、それだけでもけっこう秀逸で、旧型のTS-E24mmをシフトした画像に発生したフリンジなどはチェック入れるだけで取れてしまいます。
むしろフリンジカラーセレクターでクリックした方が、あっちが消えるとこっちで出てくるといった感じでやりにくかったりしますが、「色収差を除去」のチェックか、「フリンジカラーセレクター」、あるいはその合わせ技で、ほとんどの画像の色収差は、かなり軽減されるのではないかと思います。
素晴らしいですね。検証ご苦労様です。とても分かりやすいです。
CS6が待ち遠しいな〜〜〜〜♪
初めまして、take1040と申します。よろしくお願いします。
時々(いつも)拝見させて頂いています。
ドシロウトの私にも解りやすいことが多く感謝しています。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
CS6待たずとも、ほれほれ、Lightroomならもう使えるんだから、そろそろこっちに来てはいかが?w
さすがにデジタルレンズオプティマイザーのような画質向上までは出来ないですけどね・・・。
でも、DLOで効果があるのは、周辺に流れがあったりするときくらいかな?と思います。
生産性から言って変換に時間がかかるのもネックだし、ファイル容量が増えるのもネックですよね・・・。
ま、DPP使わないからいいんですけど・・・・。
デジタル以前のレンズで、開放で白バックや明るい背景だと目立つことがありますが、絞れば軽減されますし、プリントしてもサイズが小さかったら目に付きません。
でも、いざフリンジ軽減をしようと思うと、今までのスライダでは最適な適容量がよく分からず、また軽減も完璧ではないことが多かったです。
一度では除去しきれず、書き出して再度かけるということもありました。
たぶんCS6リリースと足並みを揃えようとしてるのだと思いますが、RC2で機能が追加なんてことは初めてです。w
でも、良いことばかりではなさそうで、4になってから動作が重くなったという声を多く聞きます。
私はあまりそうは思わないのですが、管理するファイル数が多くなると、起動してからカタログの内容をチェックするのにけっこう時間がかかるのが、かったるいです。