Lightroomへの「追加」読み込み
|
それに対し、まずメディアから任意の場所にコピーし、その後Lightroomを立ち上げて読み込みを行う場合は、「追加」になります。(「移動」も使用可能ですが、メディアから保存先にコピーしているので、そこから「移動」させるという二度手間はしないと思います。)
「コピー」や「移動」の場合は、読み込みダイアログの右パネルに保存先の選択が出ますが、「追加」の場合はすでに保存した場所からは「写真を移動せずにカタログに追加」になるので、保存先の選択は出ません。
初めてLightroomをインストールして読み込みを行う時、あるいは新規カタログを作成して読み込みを行う場合、すでに自分が決めたカテゴリーに従ってデータが保存されており、その階層構造を維持したままカタログに読み込みたい場合は、「追加」を選択します。
今までのデータをすべて読み込んでカタログが作成されたら、次回からはメディアからコピーする際に「コピー」を使って読み込むことも出来ますが、アプリケーションを立ち上げずファインダー上で直接HDDにコピーするワークローの場合は、その後もLightroomの読み込みでは「追加」を使用することになります。
(すでにカタログに登録されているフォルダの下にサブフォルダとしてコピーしてある場合は、「フォルダを同期」を使っても読み込めます。また、ライブラリモジュールの中央の画面に直接フォルダをドラッグしてやると読み込みダイアログが出るので、「移動」か「追加」で読み込むことも出来ます。)
さて、「追加」読み込みが終わるとフォルダーがライブラリモジュールの左パネルの「フォルダー」に、保存しているボリューム名とフォルダの階層が表示されます。
なんだ、それってほかのブラウザ形式のアプリで表示させるのと同じじゃん、Adobe Bridgeで表示するのと変わりがないじゃん、と思うかも知れません。
確かに先に保存した階層構造を維持して読み込みを行ったので、フォルダの表示の仕方は同じです。
逆に言えば、自分でカテゴライズした階層のまま表示されるので、従来と違和感なく使えるとも言えます。
ですが、Lightroomのライブラリでは、他のブラウザソフトでは表示できない表示方法がいろいろ可能になります。
まず、上位フォルダーを指定するとサブフォルダーの中身も表示することが出来ます。
Bridgeでもサブフォルダを表示する機能がありますが、その都度キャッシュを作るようで表示には時間がかかります。
Lightroomは読み込みと同時にキャッシュが作成されるので、その後の表示は速くなります。(それでも大量に読み込んだ場合は、キャッシュ作成にはそれなりの時間がかかりますが。)
次に、階層が異なるフォルダ、ボリュームが異なるフォルダも同時に表示することが出来ます。
例えば、2011年のデータがAというHDDに、2012年のデータがBというHDDにあっても、それぞれに内包されているデータを同じグリッドに表示することが出来ます。
CDやDVDを含めて、保存したデータのプレビューキャッシュが出来ていれば、ボリュームがオフラインになっていても表示できます。
また、保存してある階層構造とは別に、「コレクション」という形で新たに分類分けすることも可能です。
例えば実際の保存階層は日付別の分類になっていても、それをコレクションで撮影内容別にカテゴリー分けすることも出来ます。
コレクションこそがLightroomカタログの使いこなしのキモだと思います。
コレクションパネルはライブラリモジュール以外のモジュールでも表示されますので、作業用にセレクトしたコレクションを作ると、他のモジュールに移動した時にも便利です。
といったところが、Bridgeとは異なるところでしょうか?
これらのことが可能になるのは、Lightroomはプレビューキャッシュを作成し蓄積していくからですが、読み込み枚数が多くなるほどキャッシュは貯まっていくので、カタログフォルダの中のPreviews.lrdataというファイルは徐々に容量が増えていきます。
このファイルは、.lrcatという拡張子のカタログファイルと一緒にカタログフォルダの中に作成されますので、大量に読み込むカタログを作る場合は、カタログフォルダを容量に余裕のあるボリュームに置いたほうが良いかも知れません。
デフォルトでは、ユーザーのピクチャフォルダの中に作成されますが、カタログフォルダは任意の場所に作成が可能です。
文章ばかりで分かりにくかったらすみません。
もしかしたら、後日画像を追加して追記するかも知れません。
私も試しに新規カタログを作成し、そこに普段はカタログを細分化してる仕事データのHDDから、一気に読み込ませてみました。
99811枚ほどありました。
この読み込み方は単に新たなデータとして読み込んでいるので、以前カタログとして管理していた内容は、まったく引き継いでいません。
すでにカタログを作って管理しているものは、「別のカタログから読み込み」をしたほうが良いかも知れません。
http://yukinaa042.exblog.jp/17951761/
やはりライブラリ機能を活用するには、過去8年分も読み込んだ方が良いのではないでしょうか?
ただし、Lightroom運用に当たっては、その「お作法」に従うのが大前提です。(^_^;)
Lightroomで管理しつつ、Camera Rawで開くということも出来ますが、Camera Rawで設定しXMPに書き込んでも、Lightroomではメタデータ読み込みをしないと同期しなかったりします。(^_^;)
その逆のLightroomで設定してXMPに書き込んだものは、Camera Rawで自動的に反映されます。
なので、相変わらずBridge&Camera Rawも並行して使うとなると、変更内容をLightroomと同期させる手間が発生します・・・・。
データにはすべてXMPサイドカーファイルがありますので、現像設定やレーティングは反映されています。