L997はもうだめぽ・・・
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キャリブレーションをやり直せば直るかと思ったけど、変わらず・・・。
そこで、i1 Profiler の「ディスプレイ品質検証」を行ってみると・・・
不合格なのは許容値をきびしくしているからだけど、それにしても各色の色差が大きい。
L997ではSX2462Wと比べて、肌色が赤みが抜けて黄色っぽく表示されるのだが、オレンジ(ID 1)7.88、赤(ID 10)7.17、黄(ID14)4.52、山吹?(ID21)5.33など、暖色系の色差が大きいのが原因か。
L997の新品当時の色差がどれくらいだったかは分からないけど、たぶん経年変化でへたっているのではないかと思う。
SX2462Wを買ってからはサブモニタとしか使っていないので色の判断はしていないけど、もうこの品質じゃ現像処理には向かないな。
ちなみに、SX2462Wの検証結果はこんな感じ。
カラーチェッカーをターゲットにした検証では、最大でもΔE1.51だけど、もっとパッチ数の多い測定では、最大は3を超えていたので許容値を4にしてみた。(かなり気分的な判断。w)
実は、L997がへたっているのでは?という結論に至るまで、もしかしたらキャリブレーションが悪くて色が出なくなっているのでは?とか、AdobeRGBモニタとsRGBモニタの違いだからでは?とか、ゲイン調整を変えれば直る?あるいは6色調整すればなんとかなる?とか、キャリブレーションのパッチ数を増やしたり、テーブルベースのプロファイルを作ってみたり、i1 Matchでやってみたりとか、かな〜〜〜〜りあれやこれややってみた。
でも、ディスプレイ品質検証の結果が一目瞭然。
要するに、定義された色が正しく表示できていない。
つまり、モニタがだめぽってこと。
(追記:品質検証は、現在ロードされているプロファイルに基づくものなので、プロファイル自体が良くない場合もある。でも今回は、同じソフトでキャリブレーションした二台のモニタのうち、一台が色差が大きかったので、プロファイルよりはモニタ本体の方の問題だと思った。)
実はモニタキャリブレーションのキモは、定義された色が色差少なく表示されるように調整することにあるのだが、そのことはあまり意識されてないかも知れない。
一般的には、例えばモニタネイティブの青っぽい白色点を、5000K相当にすることがキャリブレーションだと思われているのではないか?
でも、白色点は環境光や紙白、商業印刷用データ作成作業をするのか、などによって設定すれば良いので、D50やD65にすることがキャリブレーションではない。
MonacoOPTIXにはモニタ検証機能があったが、i1 Matchにはなかったと思う。
なので、i1 Matchでキャリブレーションして、デスクトップのグレーが色転びなく表示されれば、「まあ、こんなもの?」という程度の認識しかなかったように思う。
キャリブレーションして無彩色がすっきり見えるようになったからと言って、カラーが正しく表示されているとは限らない。
なので、i1 Profiler のディスプレイ品質検証は、キャリブレーション同様に重要な機能だと思う。
今までのi1 Matchのように、キャリブレーションしてハイ終わりではなく、品質検証も必ずやってみる必要があると思う。
そしてモニタキャリブレーションをやり直した方が良いかどうかも、品質検証をして前回の数値と比較してみれば分かるだろう。
そしてキャリブレーションをやり直して、また色差が少ない状態に戻れば良いが、色差が回復しない場合はそのモニタはもうお役ご免ということになると思う。
ということで、L997は現役引退かな〜〜。
次に買うとしたら、負け組脱却か・・・・(^_^;)
価格も、ほんのちょっと、安くなったようだし・・・・。
連絡下さい。
やはり赤系はかなり前から減ったていたのでは、、、(^▽^;)
お疲れ様のL997は経たり検証で使い続けましょう!!
i1 Profiler の「ディスプレイ品質検証」機能は広まるといいですね。画像の品質にも繋がりますので。
まだキャリブレーションもしておらず、デフォルトプロファイルが当たっていますが、ゲイン調整は以前のものが生かされているようで、つないだだけで違和感なく見えております。w
ぱっと見ですが、L997より良さそう。w
モニタがあったまったらキャリブレーションして品質検証してみます。
考えてみるとSX2462WよりL997のほうが地味だなと思うことはありましたが、それは色域のせいかも?とか思ってました。
webブラウザとか、ムービーとかは、確かにSX2462Wのほうが派手になりますが、sRGBの画像だったら同じくらいに見えないとおかしいですよね。
ゲイン調整では、ずっとRは100%で使ってきたので、確かにへたって来たらもうこれ以上上げられません。
ちょっと怖いけど。。。
L997のゲイン調整は、i1 Matchでやりました。
i1 Matchとi1 Profilerでは、明るさ調整の測定値が異なる(i1 Profilerのほうが低い)ので、両者のソフトウェア的差異はあると思いますが、i1 Profilerではゲイン調整が出来ないので仕方がないです。
白色点の目標値は5000Kなので、R100%だとG,Bを下げることになりますが、明らかに以前よりもG,Bの値を上げなくてはいけませんでした。
普通はBを一番下げるのですが、昨日の測定ではBが100%になってしまいました。
ディスプレイ品質検証が出来るのは、i1 Profilerで作成したプロファイルがロードされている場合かも知れません。
なのでCGをお使いと思いますが、i1 Profilerでまずキャリブレーションして下さい。
でも、確かCGのキャリブレーションソフトにも、モニタ検証機能がありましたよね?
そちらを使えば良いのでは?