RAW現像ソフトによるモアレの出方と処理比較
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サンプル画像は、5D3、EF70-200/2.8L II @125mm、f4 で撮影したものを等倍切り出ししています。
モアレの出方によっては、ここに上げるのと結果が異なるかも知れません。
一例としてご覧下さい。
まず、Lightroom 4 初期設定。
次、Capture One 6初期設定。
次、DPP初期設定。
上の2つに比べれば、縮小して使うならこのまま使っても問題ないレベルでしょうか。
(縮小時に別のモアレが発生しそうな気はしますが。w)
ただ、5D3のRAWに対しては、「アンシャープマスク」のほうがかかるのがデフォルトになったので、バリバリのシャープがかかってます。
強さ:3、細かさ:7、しきい値:2は初期設定値だと思いますが、何度も書いてますけどこのシャープどうよ?って思います。
RAWならあとで変更できますけど、JPEGだと初期設定でこれがかかってきますからね。
商業印刷用ならともかく、ファインアートにはこのハロはNGだと思います。
DPPにはモアレ除去設定はないので、色ノイズ緩和レベル:20かけてみました。
でも、ここまで色ノイズ緩和を上げると、少なからず全体のカラーにも影響してくるとは思います。
各ソフトとも何らかの解決策はあると思いますが、Lightroomではブラシで塗らなければならないのでちょっと手間です。
人物カットの場合は、人物の大きさやモアレの位置が同じとは限らないので、バッチ処理が出来ないかも知れませんし。
その意味ではCaptureOneかDPPが良いかも知れません。
比較テストはこの1点でしかしてませんので、モアレ除去、ノイズ緩和をかけた時の処理速度がどうなるかは分かりません。
でも、DPPはプレビューが再レンダリングされるまでけっこう時間かかるので、なんか時間かかりそうという気がします。(使用パソコン環境にもよりますが。)
ありがとうございます。
書いたことと矛盾しますが、私はそれでもやっぱLightroomで処理します。
下の記事に上げたモアレまつり画像も、全部1枚ずつブラシで塗りしました。w
多少はバッチも出来ましたが、手持ち撮影だと同じ位置にならないので面倒です。
望むのは、DPPと同じ結果が得られるアルゴリズムがLightroomに搭載されること。w
色も含めて、昔からず〜〜〜っとそれは望んでますけど、ま、無理でしょう。w